http://www.yamadarn.com/ 活動記録「レポート発表や実技研修など」

サークルやイベントでの活動記録です。 「レポート発表を行った」「実技研修の講師になった」などの記録です。 勤務校や,NPO法人での活動を記録しています。

2023年01月08日(日)NPO法人教育エトセトラ研修会

活動日:2023年01月08日(日)

Webページ作成:2023年01月13日(金)

教育データの利活用Power BIのミニ講座を実施しました

NPO法人教育エトセトラの月例研修会で,ミニ講座を実施しました。 リアル参加者4名と,オンライン参加者2名が対象でした。 リアルの会場は釧路市生涯学習センターまなぼっと幣舞でした。

「教育データの利活用」と「Power BI」についてのミニ講座でした。 PowerPointのスライドで解説(5分程度)→フリーディスカッション(10分程度)……の流れで,それぞれ実施しました。 使用したスライドは,PDF化して配布しました。

ミニ講座1「教育データの利活用」

「教育データの利活用」について,大雑把なイメージを掴んでもらうことを目指して話しました。 「児童の変化に気づくための仕組み」であることを強調しました。 過信は禁物ですが,教師と児童の助けになる仕組みであることも強調しました。

まず最初に,私が若いころに先輩教師が取り組んでいたことを話しました。 「視点」を定めて,児童の様子を毎日観察していた先輩教師の取組です。 わずかな変化から,児童の抱える問題点を早期発見・早期解決するための取組です。

次に前段を踏まえて,1人1台端末時代の児童観察について話しました。 デジタルテスト・デジタルアンケート・その他のデータから,「児童の変化」に気づくことについて話しました。 デジタルだと自動集計できるので,「児童への対応」に注力できると話しました。

最後に先行実践として,東京都渋谷区教育委員会の取組について紹介しました。 「個人実態シート」や「クラス状況シート」にデータをまとめて活用している実践です。 Teams,Forms,PowerBIなどMicrosoftの既存ツールを使って実現していることも話しました。

また参考資料として「生徒指導提要(改訂版)」と「教育データ利活用ロードマップ」を紹介しました。 前者は約1ヶ月前,後者は約1年前に公開された資料です。 「教育データの利活用」について,どちらの資料も目を通しておいた方がよいと伝えました。

ミニ講座2「Power BI」

こちらではPower BIについて,大雑把なイメージを掴んでもらうことを目指しました。 ミニ講座1に関連させる形で,デスクトップ版のPower BI(Power BI Desktop)を紹介しました。 ミニ講座1で紹介した先行実践が,Power BIを使ったものだったからです。

全体を通して「Power BIは,カッコいいグラフを作れるアプリ」として紹介しました。 Excelのグラフよりも,カッコよくて見栄えのするグラフを作れると紹介しました。 難しいプログラミングを覚えなくても,マウス操作だけで簡単に作れると紹介しました。

また「Power BIは,会話(コミュニケーション)を弾ませるアプリ」と紹介しました。 カッコいいグラフを見ながら,会話を弾ませるアプリだと紹介しました。 会話を弾ませることで,変化に気づいたり,今後の方針を立てたりするアプリだと紹介しました。

その上で「Power BIは,変化に気づくためのアプリ」だと話しました。 変化に気づくことで,一般企業の経営に役立てるアプリだと話しました。 変化に気づくことで,学級経営や学校経営にも役立つアプリだと話しました。

最後にPower BIの使い方を学ぶための方法について,オススメを2つ紹介しました。 1つ目は,YouTubeの動画で学ぶ方法です。 2つ目は,Microsoft Larnのコンテンツで学ぶ方法です。

2つのミニ講座を終えて

合計20分程度のミニ講座でしたが,参加者への「問題提起」になったと思います。 「分かりやすかった」「イメージがわかってきた」という感想がありました。 ですが「もう少し具体的な事例(使い方)が知りたい」という感想が多かったです。