http://www.yamadarn.com/ 活動記録「レポート発表や実技研修など」

サークルやイベントでの活動記録です。 「レポート発表を行った」「実技研修の講師になった」などの記録です。 勤務校や,NPO教育エトセトラでの活動を記録しています。

2023年04月15日(土)NPO教育エトセトラ拡大研修会

活動日:2023年04月15日(土)

Webページ作成:2023年04月16日(日)

10分間のミニ講座を2コマ担当しました

NPO法人教育エトセトラの拡大研修会で,ミニ講座を実施しました。 リアル参加者8名と,オンライン参加者1名が対象でした。 リアルの会場は別海町生涯学習センター(みなくる)でした。

10分間のミニ講座を2コマ担当しました。 1コマ目は「個別最適な学びを目指したタブレット活用」でした。 2コマ目は「1年間を見通したタブレット利用のルール」でした。

1コマ目「個別最適な学びを目指したタブレット活用」

個別最適な学び」の観点から,GIGAスクール端末の活用を考える講座です。 前半で「個別最適な学び」についての共通理解を図りました。 後半で山田の実践(タブレット活用例)を紹介しました。

「個別最適な学び」は「指導の個別化」と「学習の個性化」からなります。 「指導の個別化」は,個々の児童生徒に応じて「異なる方法等で学習を進めること」等です。 「学習の個性化」は,子供の興味・関心等に応じて「異なる目標に向けて学習を深め広げること」等です。

山田が紹介した例は,特別支援学級での実践(タブレット活用例)でした。 「指導の個別化」としては「Teamsで音読練習」「Kahoot!で漢字クイズ大会」「デジタル絵本で説明文読解」など7例を紹介しました。 「学習の個性化」としては「Swayで調べ学習」「Kahoot!で問題づくり」「Flipでミニスピーチ」など7例を紹介しました。

2コマ目「1年間を見通したタブレット利用のルール」

学級経営の観点から,タブレット利用のルールを考える講座です。 前半で「生徒指導提要」の記述と,一般書籍(教育書)で紹介されていた先行実践から,課題点を考えました。 後半で山田の実践例を紹介しました。

タブレット利用ルールの課題点は,「トラブル」と「活用」のジレンマです。 ルールが「ゆるすぎる」と,「トラブル」は増えてしまいます。 ルールが「きつすぎる」と,「活用(タブレットの文具化)」が進みづらくなってしまいます。

山田なりに考えた「ゆるすぎず,きつすぎなないルール」を紹介しました。 基本ルールは「大切に使う」「自分のためになることに使う」「世のため人のためになることに使う」の3つ。 指導の重点は「4月の事前指導」「試行錯誤させる時間の確保」「事前指導に基づいた行動の評価」の3点です。

2コマのミニ講座を終えて

講座当日はもちろん,事前準備の段階から,たいへん勉強になりました。 自分の実践をふり返ったり,実践のバックボーンを補強したりすることができました。 また機会があれば,同じ内容でミニ講座を実施したいと思います。